京都の人になる
マンションのベランダで始めたガーデニング?だったけれど、だんだんと室内にも浸食するようになりまして。
ベランダに面した夫婦共同の趣味部屋にもあっという間に広がってしまった。
ヤフオクで購入するものがミニカーから多肉植物(抜き苗?なるもの)に変化した。
部屋で根を乾かしたり、植替えをするので、埃舞う、床ざらざら・・
「あっ、掃除は自分でやるんで!」(・・って当たり前)
いやしかし、楽しんでるな~おぬし。忙しい忙しいと言いながらうきうきしているぞ。
ミニカーも大量にあるし、多肉さんたちも徐々に増えてきて手狭になってきたところに新たな展開。
現在住んでいるのは、もともとは亡くなった伯母の家。子供がいなかったので、私に家の処分を任されたのだ。
二人とも職場から遠いので、1か月に一度くらい様子を見にくればいいか、ぐらいに考えていた。家の中のものもどのように処分するのか、などいろいろ面倒なこともゆっくり考えてやればいい。と思っていた。相続などもろもろな問題でバタバタだったから余裕が欲しかった。
ご近所さんからは、「家、どうしはるの?住みはったらいいのに」と言われ、「仕事がね~。でもいずれは住みますよ」と曖昧な返事をしていた。
築50年以上経っているのでそこそこ傷んではいるが、手入れしながらならあと20~30年はいけるかな。老後に住めばいいのだと思っていた。とにかくゆっくり考えよう。
ところが夫がリタイアしようかなと言い出した。ちょうど60歳だし。と
夫は親族が経営していた会社に勤めていたので住んでいたマンションは社宅扱いだった。
じゃあ、引っ越さなきゃ。でも私の仕事はどうなる?どうしよう!転職?いやだな。
私の頭がぐるぐるとグーグルマップ化して職場への経路を考え始めた。いや頭じゃなくアプリですけど。
JRを使えば驚くほどの勤務時間ではないということが分かった。いける!
というか、職場が私に引っ越しても大丈夫って言ってくれたかのような場所にあったということなのだ。以前住んでいた場所からも都合のいい場所だったので、たぶん職場と相性がいいのだ。と強引に思っている。同僚とのチームワークもいいので絶対辞めたくない。
2階には義伯父が東洋らんを育てていた時に作ったサンルーム。植え替えたりもする場所だったので、水場はあるし、窓は大きいし、雨でも作業できるし。
応接間だったところにはミニカーも飾れるじゃない。夫はるんるんになるだろう。
私にとっても、いい思い出しかない場所での暮らしは精神的な安定をもたらすのではなかろうか。大好きな苔庭もある。
夫婦二人にしては部屋数が多いけれど、私の部屋もできるのだ。
これはもう引っ越すしかない。
引っ越しと夫の仕事のリタイアのタイミングがうまくハマったとしか思えなくなってきた。長年、北摂(大阪)に住んでいて、今から京都の人?
関西圏なのに何を?と思われるかもしれないけれど、大阪と京都ってちょっと違うとこありますのよ。
幸い息子夫婦が京都市内に住んでいるので、もうすでに京都に縁があると勝手に思ってきていたところだし、なんてことないんじゃない?
とにかく決めたら実行!
楽しめるものがあって、良かったねと今でこそ思う。
その趣味は、いいぞ。私も見ていて気持ちいいぞ。自粛中も気が紛れたよ。
ついでに私の憩いの場